『沈黙博物館』 小川洋子

沈黙博物館

沈黙博物館


相変わらず、この人の作品は静かです。
今回は博物館を作る話。
この博物館に展示するのは「形見」。
村人が死ぬと、その人を象徴するようなものを回収し、保存し、記録し、展示します。
この作品では、殺人事件が起こったり、大切な人を失ったりして、心が波立つこともあるのに、それすら受け入れて、静かに話が進んでいきます。
この独特な世界観はやかり不思議です。