『夜のピクニック』 恩田陸

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)


一晩ただただ歩き続ける歩行祭
それは、ただ歩くだけの行事。
なのにそれが特別なのは、
きっとその空間と時間を大切な人と共有できるからじゃないかな。
ただひたすら歩く中、友人の息遣いを感じながら、
普段話せないことを話して、普段見れない景色を見て、
歩く辛さを感じつつも、一歩一歩進み続ける。
こんな行事を高校時代にやってみたかった。
あっという間に流れてしまう時間の中で、
1日くらい、語り合えるような特別なひと時があってもよかったかも。