『ドミノ』 恩田陸

ドミノ (文芸シリーズ)

ドミノ (文芸シリーズ)



最初は全然関係ない人々の物語だった。


夏の契約戦線のノルマを達成するために駆け巡る、生命保険の社員達。
舞台のオーディションを控えて緊張する子供達。
別れ話をしようとするカップル。
サークルの幹事長の座をかけて推理合戦を繰り広げる、ミステリーマニア。
俳句好きのオフ会に参加しようとはるばる東京までやってきたおじいさん。
東京都内で一斉爆破を目論む過激派一味。


関わりあうことなんてありえない人達の人生が少しずつ絡み合い、物語が展開していく。
そう、それはまさにドミノのように…。
始めはゆっくり、そして次第に急速に進み出すストーリー。
ドミノが倒れ始めたら、もう止めることはできない。
最後はあまりのドタバタした展開に、大爆笑!
本を読んでこんなに笑ったの久しぶりだ〜。
これは絶対読むべし(*^-')b