『プリズンホテル』 浅田次郎

プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫) プリズンホテル 2 秋 (集英社文庫) プリズンホテル 3 冬 (集英社文庫) プリズンホテル 4 春 (集英社文庫)

はまるととまらない性格のおかげで、テスト期間中にも関わらず、プリズンホテル4部作一気に読んでしまいました。
プリズン = prison = 刑務所
なんていう簡単な訳すら思い浮かばずに読み始めたこの作品。
一度読み始めたらもうとまりませんでした。
時々思わず声をあげて笑ってしまうところもあれば、
じーんと感動せずに入られない場面も多々あり、
人情とか、人との付き合い方とか、いろいろ考えさせられました。
高校時代なら理解できたはずのこの感情を忘れてしまったむなしさ。
人のせいにしてはいけないけれど、あの人に出会わなければこんなことにはならなかったかもしれない。
私の人格を完全に否定して、私を人間不信に陥らせて、少しもそんな事実に気づいていないあの人。
あの人のせいで、心を開くということを忘れてしまった。何をするにも人の顔色ばかり疑うようになってしまった。
前の自分に戻りたいのに、もう戻れない。
↑こっそり愚痴ってるだけですから、あんまり気にしないでください。