『海辺のカフカ』 村上春樹
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/01
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- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
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ついに読みました。
ゼミの先生が薦めてくれて、前から読もう読もうと思ってたのですが、
今日の郡上までの時間を利用して、ついに読み終えることができました。
この本は結構最近書かれた本なんですね。
今まで読んだ村上春樹の本は、なんだか隔世の感があったので、
なんだかあんまりぴんとこなかったのですが、
これは今までのよりよかったです。
主人公は15歳の少年。
世界で一番タフな15歳になることを目指して自分を鍛え、
そして、15歳の誕生日を迎える夜に家出をします。
向かう場所は四国。
たどり着いた街で、少年はある私設図書館にたどり着きます。
そこで少年はゆるやかな時をすごすのですが……
もう一人の主人公はナカタさん。
ナカタさんは字が読めないけど、猫とはしゃべれるおじいさんです。
その特技を生かして、ナカタさんは猫探しをします。
さて、今回頼まれたのは猫のゴマちゃんを探すこと。
いろんなねこさんから話を聞くうちに、ナカタさんは不思議な人物についての情報を得ます。
なんでも、その人は猫を捕まえてはどこかに連れて行ってしまうようで。
ナカタさんはその人に会うために何日も待ちます。
そしてある日、ついに使者が現れて……
全然関係のないように思われる2つの話が、物語が展開するうちに絡んできます。
ちなみにあらすじは冒頭の話なので、本筋はもっと異なってきます。
やっぱり春樹ワールドが繰り広げられていました。
内省的?なのかなぁ。
読後感はいつもと同じような感じでした。