『音楽』 三島由紀夫

音楽 (新潮文庫)

音楽 (新潮文庫)


夏休みだし、三島由紀夫にチャレンジしてみました。
といってもいきなり『金閣寺』とか無理だと思って、とりあえず薄そうな本で。
これは精神科医の手記という形式をとっていて、
患者の女性に翻弄されつつも病気の核心へと迫る医師の姿が書き表されています。
意外と読みやすくて、楽しめました。
といっても、それほど強く印象を残す本ではないです。
解説でも「主流に属するものとは言いがたい」と言っていますし。
今度はもう少し強烈なものにしてみようかな。