『チョコレートコスモス』 恩田陸

チョコレートコスモス

チョコレートコスモス


本の帯に書いてあった言葉は

舞台の上の、暗がりの向こう。そこには何かが隠されている。どこまで行けばいいのか? どこまで行けるのか? 2人の少女が繰り広げる華麗で激しいバトルを描く、熱狂と陶酔の演劇ロマン。

この帯を読んで思い出すのは、ガラスの仮面
実際、設定や話の展開もなんとなく似ていた。
でも、そんなことは関係なく、ページをめくる手が止まらなかった。
物語が展開するにつれて高まる緊迫感に引き込まれて、
ついつい最後まで一気に読んでしまった。
こんなにも本に引き込まれたのは久しぶりかも。
最後の展開は読めていたけれど、それは落ち着くべきところに落ち着いたという感じで、しっくりくる終わり方だった。
ぜひ実際の舞台を作り上げるまでの物語も続編で書いてほしい。