『解決まではあと6人 5W1H殺人事件』 岡嶋二人

解決まではあと6人 (講談社文庫)

解決まではあと6人 (講談社文庫)


ひさびさの読書レビュー。
本はたくさん読んだんですけど、書くのが面倒で 笑


さて、5W1Hのサブタイトルどおり、各章のタイトルが「WHO?」とか「HOW?」とかになってます。
これは章ごとに語り手が変わっていてるのですが、しかし共通して現れるのは小指の付け根にほくろをつけた女性、「平林貴子」。
彼女はさまざまな興信所で奇妙な依頼をします。
カメラの持ち主の居場所を探してほしいとか、
わけのわからない騒音の入ったテープに隠された暗号を解読してほしいとか。
その奇妙な依頼の影から見える殺人事件と現金強奪事件。
そして待ち受ける意外な犯人とは!?


という物語です。
犯人は絶対に当てられないでしょう。
あまりに意外すぎて。
そして、最後になってようやく彼女の奇妙な依頼の示すものも見えてきます。
結構面白かったです♪
ただ、私はバブル時代の若者が好きではないので、それはちょっと…って感じでしたが。
なんであの時代の大学生はみんなちゃらんぽらんな感じがするんだろう??
それと、企業が簡単に興信所の人に個人情報を教えるのに時代を感じました。
現代だと、興信所は調査するの大変だろうなぁ。