モモ

今日は時の記念日
時計会社のCITIZENが新聞広告でモモの一部を掲載していました。
「モモ」はミヒャエル・エンデ作の児童文学。
時間泥棒に奪われた時間をモモという少女が取り戻す物語です。
小学生の時に舞台を見て、その後に本も読んだのですが、
とっても感慨深く、大好きなお話です。
それを久々に広告で読んだのですが、大人となった今で読むと、小学生のころよりも「時間泥棒」に現実味が帯びてきます。


時間を節約するために、そのほかの大切なことすべてが奪われていきます。
仕事が楽しいとか、仕事への愛情を持って働いているかどうかよりも、どれだけ短時間にたくさんの仕事をできるかのことのほうが大事になってきます。
時間をけちけちすることで、本当は全然別の何かをけちけちしているということには、誰一人気がついていないようでした。
自分たちの生活が日ごとに貧しくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、誰一人認めようとはしませんでした。


時間を節約することによって、ほかの大切なことを失っているのかもしれないということが、最近はなんとなくわかるようになりました。
忙しくても、大切なことは忘れないようにしたいものです。
まぁ最近は忙しいのが嫌いなだけかもしれませんけど 笑